ぬるい心臓

前→https://shioori.under.jp/000/2025/10/13/%e6%99%b4%e3%82%8c%e9%96%93%e3%81%ae%e9%9c%9e/ 「血なまぐせぇな、どこもかしこも死体だらけ …

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晴れ間の霞

まるでまとまらず、代わり映えのしない不溶雪が果てまで続いていた。ディジアムは真っ白な大地に仰向けに寝転がり、途方も無く蒼い空を仰ぐ。今まさに、全ての終焉が近付きつつある。呑気な環境とは裏腹に、じりじりと追い詰められていた …

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小説【影落とし】

※短い話が連続しています 1話 https://shioori.under.jp/000/2020/09/27/%e5%bd%b1%e8%90%bd%e3%81%a8%e3%81%97%e3%80%80001/ 2話 h …

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影落とし #006

夕方になり、赤い光が強く差し込んでいた。「頬の傷、治ったんですか?」今日はいつもの公園ではなく、学校の廊下だった。サボりを常習化している二人は、学校でもよく鉢合わせる。それは、不自然なほどに。「ああ、うん。何でか分からな …

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影落とし #005

「う、うぇ……」「何だお前、吐きそうな顔して」晴はとっくに寝かしつけて夜も0時に差し掛かる頃だ。ルルは机に突っ伏し、顔だけ横を向けていた。「食べた物が、こりゃまたゲテモノで。胃の中で暴れてるんだよ」「何食ったらそうなるん …

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影落とし #004

「やぁ、おはよう」永峰は布団の中、昨日は登校して疲れたから今日は学校を休もう、なんて思っていた矢先に声を掛けられる。ルルと晴の存在を完璧に忘れていたので永峰は相当びっくりしてしまった。「おはようございます」続けて晴も挨拶 …

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影落とし #003

永峰は疲れ切った顔で下校していた。学校はひどく疲れて嫌になる。たまに出席しないと退学を食らいそうなので、絶妙な間隔でに授業を受けている。今日みたいに無理やりきっかけを作ってはなんとか向かう具合だ。なんかもう……どっと疲れ …

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影落とし ♯002

備品がぎゅうぎゅうに詰め込まれていて圧迫感のある倉庫のような部屋。さっき別れたはずの藤内と永峰はそこで反省文を書かされていた。「君たちさ、いつになったら懲りるわけ?」いつもお馴染みの生徒指導、志水先生。まだ20代(ギリ) …

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影落とし #001

季節は秋に差し掛かるところで、外は少し肌寒くなってきた。光華高校2年、永峰遼(ながみねはるか)。ぼさぼさの茶髪、顔立ちはそこそこ整ってはいるもののまるで覇気がない。そんな永峰が現れたのが、お気に入りのサボり場所である近所 …

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